セキュリティ

すでに侵害されたパソコンを前提にした設計

盗難のほとんどは、暗号ではなく、ごく普通のパソコンから始まります。AirNox は、あなたのパソコンがすでに失われているという前提で設計されています。

3つの構成を比べる

8種類の攻撃と3つの構成

それぞれの構成に残る穴

拡張機能はあらゆる手口にさらされています。ネイティブのデスクトップウォレットは、そのほぼすべてを封じます。残りは AirGap が封じます。

攻撃拡張機能ウォレットブラウザ内AirNox Walletネイティブのデスクトップ版AirNox VaultAirGap
シードのコピー無防備保護保護
コード注入、悪意あるコード無防備保護保護
承諾する内容のすり替え無防備保護保護
GPU による秘密情報の総当たり無防備保護保護
画面キャプチャ無防備保護保護
受取アドレスのすり替え無防備軽減軽減
トラッカーと広告無防備保護保護
侵害された OS無防備軽減保護

受取アドレスのすり替えだけは、どの構成でも一部が開いたままになる手口です。アドレスポイズニングが狙うのはソフトウェアではなく、あなたの目だからです。両方のデバイスに表示されるアドレス画像は、それを見抜くためにあります。

シリーズ記事

12本の記事で、一つずつ

  1. パソコンは侵害されていると想定する

    暗号が破られて資金がウォレットから出ていくことは、めったにありません。実際の経路は、余計なものが紛れ込んだパッケージ、誰も中身を読んでいない拡張機能のアップデート、すり替えられたクリップボードです。AirGap モードでは、デスクトップが持つのはアドレスだけ。鍵は一度もオンラインにならないスマホの中にあります。

    5分で読めます

  2. Mass Adoption Security:署名するのは、すでに持っているスマホ

    専用の署名デバイスは、工場からあなたの机まで知られた経路をたどり、買った人は顧客データベースに載ります。すでに持っているスマホなら、そのどちらもありません。署名端末であることを示すものが何もないので、細工すべき棚も、流出するリストもありません。

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  3. ギャップを越える3つの方法:QR コード、Bluetooth LE、NFC

    QR コードは厳格なエアギャップで、行き来するのは光だけです。Bluetooth LE は机での作業に、NFC は業務用端末での意図的なタップに向いています。3つのどれも単体では信頼されていないので、便利なものを選んでも基準は下がりません。

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  4. 電波上で姿を見せない:スキャンしても見つからない署名端末

    「ここにウォレットがあります」と知らせる無線は、スマホを見つけやすく、追跡しやすくしてしまいます。AirNox Vault が電波を出すのは、アプリが開いて前面にある間だけ。名前はなく、アドレスはランダムで、識別子は数分ごとに変わります。

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  5. 通信経路は決して信頼しない

    Bluetooth、NFC、QR コードはどれも公に攻撃されてきたので、どれも何の証明にもなりません。ペアリングは1回だけ、両方の画面で短いコードを見比べて行います。その後のメッセージはすべて、エンドツーエンドで暗号化され、相互認証されて届きます。

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  6. スマホが見せるもの:署名端末上でのトランザクション解析

    ウォレットからの盗難のほとんどは、持ち主の同意のもとで起きます。ページがあるトランザクションを見せて、別のものへの署名を求めるのです。スマホは署名するバイト列からリクエストをデコードし、そっくりなメソッド、無制限承認、不明なスペンダーがあれば、それを確認するまで Accept は押せません。

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  7. スマホは自分の記録を残す

    身に覚えのないトランザクションが現れたとき、必要なのは感染したパソコンが書き換えられない記録です。スマホは、すべての署名、拒否、ペアリング、ロックアウトを、署名する前に暗号化ジャーナルに書き込みます。ジャーナルがスマホの外に出ることはありません。

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  8. デスクトップの金庫:Argon2id と、推測に強いプロファイル

    盗まれたウォレットファイルの安全性は、パスワード次第です。AirNox Wallet はメモリハードな Argon2id でパスワードをストレッチし、あなたのマシンで推測1回に約1秒かかるよう調整します。TPM 2.0 チップを搭載したパソコンでは、プロファイルをチップに結び付けます。

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  9. ブラウザウォレットなしで dApp を使う

    従来型の拡張機能ウォレットは、パソコンの中で最も攻撃にさらされたプログラム、つまりブラウザの中に鍵を置いています。AirNox の拡張機能は標準インターフェースで応答しますが、鍵は持ちません。権限はデスクトップで、サイトごと、チェーンごとに付与します。

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  10. ルールのある MCP サーバー:上限の範囲で動く AI エージェント

    AI エージェントに秘密鍵を渡すのは、すべてを渡すのと同じです。組み込みの MCP サーバーは、デフォルトですべてのリクエストを拒否します。ウォレット、操作、法定通貨建ての上限はあなたが選び、すべての呼び出しが記録されます。AirGap モードでは、署名するのはあくまでスマホです。

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  11. すべてを、1つの守られたウォレットで

    鍵をオフラインに保つために、ネットワークやスワップやブリッジをあきらめる必要はありません。AirNox Wallet は Bitcoin、EVM ネットワーク、TRON、TON、Solana、Sui に対応します。スワップの承認先は見積もりを出したルーターと照合し、すべてのアドレスに画像を割り当てるので、そっくりなアドレスがひと目でわかります。

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  12. 小さく、ネイティブに:C++、JavaScript ランタイムなし、ワークステーションから Raspberry Pi まで

    ウォレットの侵害のかなりの部分は、パッケージのエコシステムとスクリプト注入を経由しています。AirNox Wallet はネイティブの C++ と Qt で書かれ、JavaScript ランタイムも WebView もテレメトリーもありません。注入先になるページも、勝手に外部へ通信するものもありません。

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これで解決しないこと

オフライン署名端末(signer)は、何に署名しようとしているのか、その真実を見せてくれます。それでも、あなたが同意してしまうことまでは止められません。シードのバックアップは引き続きあなたの責任で、パスワードマネージャーではなく、紙や金属板に残すものです。そして、あなたを脅してロックを解除させる相手から守ってくれるウォレットはありません。限界は、あなたが自分で気づく前に、私たちの口から伝えておきたいと思います。

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